とよなか企業探訪

パン工房オオゾラヤ


▲ 荒田所長(左)と管理責任者の橋本さん(上着はオオゾラヤのユニフォーム)

パン工房オオゾラヤでは、素材にこだわった美味しいパンを良心的な価格で提供しているとの噂を耳にし、どのようなパン屋さん? なのか、現場を探訪してきました。

●日々の生活に寄り添う工房
パン工房オオゾラヤは就労継続支援A型の事業所で、一般就労が困難な障がいのある方を雇用してパンの製造販売をしています。
あくまで、自立した生活をめざして、生産活動の機会の提供、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うことが目的になっています。
運営母体は社会福祉法人大阪府社会福祉事業団で、大阪府下において高齢者支援、障がい者支援、企業型保育所の運営を行っています。
その中の一つ、豊中市にある障がい者支援施設「みずほおおぞら」の中にオオゾラヤは設置されています。
現在、4名の職員と8名の利用者により、1日10種類以上、600〜700個のパンを製造しています。


▲ 作業風景(「働く」を応援)

●安心で安全なパンを提供
当法人の傘下施設では高齢者の方もパン食を好まれる傾向となってきたため、『自前でパンを製造し、朝食として提供することで入居者の皆様に喜んでいただきたい』との思いから平成28年にパン工房をスタート。
今では、「みずほおおぞら」をはじめ、大阪府社会福祉事業団の各施設での食事として出荷されるほか、催事や販売先でオオゾラヤのパンを購入することができます。
現在、ショコラ(庄内コラボセンター)で火曜日11時半、豊中市環境センター中部事業所(走井)で木曜日12時半、にて定期的な出張販売が行われています。
オオゾラヤの看板商品は食パンで、保存料などの添加物を使用しない、ふわふわの食感はお客様に大人気。
また、季節の食パンは毎月その季節に合わせた食材を使用しておりこちらも大好評です。食パンは予約販売のみのため、購入の際はお電話にてご連絡を。

●多彩な地域貢献活動
パン工房オオゾラヤでは、「みずほおおぞら地域公益事業」と称して地域貢献活動にも熱心に取り組んでいます。
走井地区を中心にパンを積んだリアカー「まちぐるみ号」で巡回し、高齢者の見守りを兼ねたパンの訪問販売を行っている他、箕輪小学校では月2回「おおぞら子どもハウス(朝ご飯食堂)」を実施。
毎回60〜80名強が長蛇の列を作って参加し、朝の子ども達のつどいの場として評価されています。
また、災害パンの開発を計画中で、長期保存できる備蓄用の非常食パンで地域貢献したい考えです。
オオゾラヤのパンを導入したいなど、企業とのコラボも募集中。パンを通じて福祉・教育・職業訓練・持続可能な社会づくり、とSDGsの要素たっぷりの工房です。


▲ 素材にこだわったオオゾラヤのパン

パン工房オオゾラヤ

■代表者 所長 荒田 房生 氏
■事業内容 パン製造(食パン、菓子パン等)
■所在地 豊中市走井3-5-35
■TEL 06-6848-3644
■HP https://piste1.wixsite.com/oozoraya
■Instagram https://www.instagram.com/oozoraya_mizuho/
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