今月のキーパーソン

▲豊中商工会議所当所登録専門家（生成AI活用）
■（有）TMD代表取締役
■（株）dTosh 最高マーケティング責任者（CMO）AIプロダクト事業部 部長
廣田 優希氏

●ご経歴は？
1992年生まれ、豊中市出身です。大学卒業後、繊維商社に入社し、アパレル業界で経験を積みました。その際にIT分野の専門学校に通いながらITの知識を身につけました。
2022年に企業の伴走型DX総合支援を行う（株）dToshに参画し、文章生成やアイデア創造など多岐にわたる業務において生成AIが自動的に高度なサポートを提供する、法人向け生成AIシステムの事業化を短期間で実現しました。大手企業への導入推進や、デル・テクノロジーズ（株）との販売連携を通じて、AI技術を活用したビジネスソリューションの提供に力を注いでいます。
現在は、AI技術を駆使したデジタルマーケティングと生成AI技術の専門家として、幅広い業界でAIを活用したデータドリブン（経験や勘だけでなく収集したデータをもとに意思決定する手法）な戦略を提供しています。
大手企業や公共事業への多数の導入実績を持ち、業界内での高い評価を獲得しました。また、AI／DX戦略コンサルティング、生成AIプロンプトエンジニアリング、Web広告運用などの専門分野で、企業の効率的かつ効果的な業務改革や売上向上を支援しています。

●支援の得意分野は？
インスタ、META、GoogleなどのWebマーケティングと生成AIを活用した業務効率化支援。業務効率化で言えば、例えば意外と作成に手のかかる議事録の生成ツールの提案や、「パソコンの調子が悪い」「メールが送れない」などの総務部門が社内から受ける問合せに対応できるチャットボットの導入、見積書や請求書等など経理関係書類の自動化などの支援実績があります。

●心掛けていることは？
再現性を意識した、ロジカルなアイデアを実行すること。自社の事業としてアパレルの事業を行っていたからこそよく思うのですが、IT業界の若い方たちはロジカルではあるが、無理やり自分の領域にはめようとして再現性や実際の現状を無視したDXアプローチをしがちであると感じています。何もが自動化できるというわけではありません。現実的な話を含めて、例えば「チラシで周知した方が効果がある」「専任の人を雇用した方が効率的だ」等、各企業様の実情に沿ったサービスや支援、ソリューションを提供することを心掛けています。

●今後の展望は？
生成AIの登場はパソコン、インターネットが登場したくらいのインパクトや破壊力があると感じております。失われた20年と言われるようことが再度起こらないようにする為、日本の生成AIリテラシーを向上する為の活動を継続していきたいです。
また生成AIのソリューションを提供し続け、事業所様の生産性向上の一助になりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
※編集部より 廣田さんには今年度、当所主催の「中小企業向けAI活用セミナー（仮称）」にご登壇頂く予定です。実際にパソコンを触ってAIツールを体感頂く内容となっておりますので、社内業務効率化をお考えの事業所様は是非ご参加下さい！日程等決まれば当会報にてチラシを同封いたします。またAI活用についてのご相談については当所経営相談窓口（☎︎06-6845-8004）までお気軽に！