豊中にこの企業あり!
活躍する会員企業の概要・事業展開などを中心にご紹介します。
第80回 大阪北生活協同組合
黒木専務理事
▲黒木専務理事
大阪北生活協同組合
事業内容:食料品、日用品の供給
所在地:豊中市岡町北1-2-17 太陽生命豊中ビル2F
理事長:安富 巌 氏
TEL:06-6849-0176
URL:http://www.osakakita.or.jp
昨年リニューアルしたコープ桜塚(豊中市南桜塚)
▲昨年リニューアルしたコープ桜塚
(豊中市南桜塚)

●来年3月25日には創立60周年
 「よりよい暮らしを、仲間とともに、自分らしく」
 これは大阪北生協が掲げる、1.安全・安心、2.お買い物ラクラク、3.コミュニケーション、の3つの特徴を表す標語。独自の厳しい基準で商品開発し、ライフスタイルで選べるサービスを提供し、地域の仲間とつながることをめざしています。昭和25年に地元の豊中市岡町で女性たちの生活必需品の協同購入がきっかけとなって誕生した「豊中睦生協」が前身で、大阪府内で一番歴史のある地域生協。現在は北摂地域の7市3町3区の事業エリアで約23万人の組合員を擁します。
 店舗20のうち豊中市内に7店舗、その他協同購入センターが4箇所あります。昭和46年にオープンした大阪北生協第1号店でかつて本部もあったコープ桜塚(豊中市南桜塚)は、昨年10ヶ月かけて全面建替えを行い11月にリニューアルオープン。駐車場スペースを広く確保し食料品・日用品のほかトラベルカウンター・クリーニングも取り扱い利便性がアップ。コープ蛍池(阪急蛍池駅前)やコープ東豊中(豊中市東豊中)などとともに、安全・安心の「食」を充実させた品ぞろえで、地域一番店をめざしています。

●地域に密着!協同購入・個人宅配サービス
 大阪北生協の専売特許といえば協同購入事業。地域の供給に密着した暮らしの向上をめざして「グループ購入」や「個人宅配ひまわり」を行っています。「グループ購入」は3人のグループ単位で商品をお届けでき、商品の受け取りは組合員各自が行う仕組みで手数料無料。現在約6千4百グループが利用していて、仲間が集うことで生活情報の交換など楽しいコミュニケーションが生まれるなど、地域コミュニティに大きな役割を果たしています。
 「個人宅配ひまわり」は、約2千品目もの豊富な商品の中からじっくり選べて、生鮮食料品から重たいもの、かさ張るものまで、玄関先にお届けする人気のサービス。多忙で留守がちの方からも、便利に買い物ができると好評で約5万世帯の方に利用されています。また、赤ちゃんサポート制度もあり、組合員、またはその配偶者の方で母子手帳交付から2年6ヶ月以内なら配達手数料が1年間半額になります。

●くらしの安心づくりを推進
 大阪北生協では組合員の福祉に積極的に取り組んでいて、高齢者・障がい者の方の配達料割引制度、視覚障がい者の方には注文カタログの音訳テープや点字シールなどを無料提供しています。また生協ならではの「組合員活動」として、食の問題やコープ商品のことを学ぶ「コープ委員会」の活動、「くらしの助け合い」など各種のボランティア活動やサークル活動グループへの支援の他、楽しく学べる生活文化講座などの取り組みも行っています。昭和42年から現コープこうべとは姉妹生協として商品開発を中心に活動をともにし商品力を強化。『地域になくてはならない存在として、「生協があって良かった」と言ってもらえるように、「安全・安心」の商品供給を中心に、きめ細かな事業運営を推進し、組合員と一緒に地域の「くらしの安心づくり」をさらに進めます。』と黒木専務理事。大阪北生協は今や食の提供に限らず、くらし全般をサポートする存在として、今後ますますその動向が注目されそうです。


この記事は「とよなかCHAMBER」2009年5月号に掲載されたものです。