豊中にこの企業あり!
活躍する会員企業の概要・事業展開などを中心にご紹介します。
第78回 富士インパルス株式会社
▲ものづくりへの思いを語る山田社長
富士インパルス株式会社
代表取締役 山田 邦雄
事業内容:インパルスシーラー、熱転写プリンター、硬質塩化ビニール溶接機製造販売
所在地:豊中市庄内栄町4-23-18
TEL:06-6335-1234
URL:http://www.fujiimpulse.co.jp/
▲同社内にあるインパルスシーラーショールーム

●インパルスシーラーのトップメーカー
 「シーラー」と聞いて、どういうものを想像されますか?シールというといわゆる「ラベル」が頭に浮かびますよね。「シーラー」だからそれを貼る機械?って思ってしまいますが、そうではありません。プラスチックフィルム包材(袋)の開口部分を封緘する機械のことなんです。お菓子の袋の口が閉じられているのを思い出していただければわかりやすいですね。
 実は用途や機能等により様々なシーラーがあります。今回ご紹介する富士インパルス株式会社は、社名の由来ともなっているインパルスシーラー(機能は同社HPに詳しく解説されています)のトップメーカー。国内シェアは6割を超え、専業メーカーとして世界でも最先端を走っておられます。

●大阪ものづくり優良企業賞2008特別賞を受賞!
 これらの独創的なインパルスシーラー技術を多数創出し、農業や食品製造、電子機器製造向けに高付加価値や低価格シーラーを供給しているリーダーカンパニーであること。また、大学との連携による人材育成や新技術開発などの取組に積極的な企業であること等が評価され、昨年末「大阪ものづくり優良企業賞2008」特別賞を受賞されました。同賞受賞企業は、今後橋下府知事のトップセールスや展示商談会の場などにおいて「大阪の広告塔」としての協力が期待されるなど、「ものづくりの街・大阪」プロモーション活動の先頭を走っていかれます。豊中発全国、世界へ。今後がますます楽しみです。

●富士インパルスのDNA
 取材時にいただいたパンフレットの中に掲載されていた「富士インパルスのDNA」。これが非常に印象的であったと同時に、同社の真髄が表現されています。どんな企業にも通じる「熱い言葉」なので、最後にご紹介したいと思います。

▲関東以西の配送拠点でもある大阪本社(豊中)
使う人の身になったものづくり
「製品は企業の顔であり誠意でなければならない」
他の模倣は絶対にしない、どこまでも自社技術
「創業以来他社製品の模倣は絶対に不可である」
誠意、そして情熱
「キーワードはチームワーク」
社会への貢献
「本来、法人も社会の構成要素」

「富士」を社名に冠したのは、世界中どこにあっても日本の会社だとわかる、世界に通じる製品を作っていくのだという思いからだそうです。このDNAが今後の大阪のものづくりを先導していくことを確信した取材でした。


この記事は「とよなかCHAMBER」2009年2月号に掲載されたものです。