豊中にこの企業あり!
活躍する会員企業の概要・事業展開などを中心にご紹介します。
第13回 伝統&現代&最先端の融合で、さらなる躍進中!

(株)閣雲堂
代表取締役:弓場 國宏氏
事業内容:仏壇・仏具・寺院仏具の販売
所在地:豊中市蛍池東町1-2-7
TEL:0120-12-3633
URL:
http://www.kakuundo.co.jp/
クレームゼロ!「お客様満足度100%」を目指して。
 大阪梅田のど真ん中に平成14年7月、仏壇仏具のギャラリー閣雲堂・梅田新道本店がオープンした。梅田では阪急百貨店に販売を行っているが、同店の開設により、本格的な梅田地区の拠点が完成したことになる。
 閣雲堂は昭和46年、創業。社長の弓場氏は奈良県郡山で明治時代から代々続く老舗仏壇店の出身。彫刻技術を学び、昭和46年に独立。当時の万博開催と住宅地としての将来性をみて豊中を選んだ。   夫婦二人三脚で始めた閣雲堂も現在は、豊中、川西、西宮、吹田、梅田の5店舗となり、『仏壇・仏具の閣雲堂』ブランドも北摂・阪急沿線を中心に浸透している。そんな閣雲堂にとって最大のピンチが平成7年の阪神大震災。当時の4店舗すべてが被害を受け、2店を全面改修、2店を全壊のため建替えた。全店にあった600本の仏壇はすべて破損し、被害額は多大な規模であった。この震災を教訓に全店舗を耐震構造にし、全ての仏壇に横揺れ防止設備を設置するなど地震対策には万全を期している。
閣雲堂・梅田新道本店

 経営においては、約20年前から経理・商品管理を徹底し、業界で最初に独自のPOSシステムを導入。品切れを無くし、余分在庫を抱えないようにするとともに中間コストの大幅削減に努めている。また仏壇仏具業界では珍しい「検品システム」や「商品確認書」「取扱説明書」を作成。おかげで商品販売後のクレームもゼロになり、顧客満足の向上につなげている。
 最近は、ライフスタイルの変化から仏壇も小型化・洋風化してきている。「ミニ仏壇」「家具調仏壇」などデザイン性で選ばれるようになっているのもなんとも今風。
デザイン性が光るミニ仏壇と家具調仏壇
インターネット販売にも力を入れており、『これが売れてるホームページだ!2002』(単行本)でも紹介された。仏壇仏具以外にも、お香の専門店『ティアラ』を宝塚・花の道に設けている。こちらはインセンスを楽しめる明るいアンテナショップとして女性に人気だ。
 新発想と独自の開発力、斬新なストア展開で、「伝統・現代・最先端の融合」を図る閣雲堂。革新的なショップコンセプトは業界の常識を打ち破り、従来の仏壇店のイメージを一新。「信義と礼儀を重んじ、全てに感謝し商いを通じて社会に奉仕する」を経営理念に更なる成長中。

この記事は「とよなかCHAMBER」2002年10月号に掲載されたものです。